プリマフォルツァ（2005年生、母ベネヴェント）

プリマフォルツァ（2005年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「第一級品（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時6歳）と交配したベネヴェントが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月1日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインマグナムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2008年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月2日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2009年）

7月19日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月18日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月8日、中2週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のローレルエルヴェルに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホクレレを半馬身振り切って3勝目を収める

5歳（2010年）

1月31日、中5週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月31日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

9月25日、中7週で迎えた13戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず14着に終わった。

6歳（2011年）

1月15日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。