ビッグバトル（1997年生、母シーズオレア）

ビッグバトル（1997年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したシーズオレアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、中央障害6戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月8日、デビュー戦は常石勝義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

2月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったトゥースペシャルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

6月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のニホンピロジャズに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2001年）

2月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップヘラクレス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で常石勝義騎手（9戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（12戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（13戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（14戦1勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で常石勝義騎手（15戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で常石勝義騎手（16戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で常石勝義騎手（17戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で常石勝義騎手（18戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の火打山特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で常石勝義騎手（19戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5歳（2002年）

3月3日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で常石勝義騎手（20戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で常石勝義騎手（21戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月14日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月14日、中8週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（22戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

6歳（2003年）

4月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた29戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は常石勝義騎手（23戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルイースターに約10馬身の大差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月7日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（24戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（25戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（26戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウミツクニからクビ差の2着となった。

7月27日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（27戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。