マイネルセバス（2002年生、母ロゼット）

マイネルセバス（2002年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋敬愛（ギリシャ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したロゼットが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地28戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月24日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

3歳（2005年）

1月8日、中4週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

1月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたペガサスファイト決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた17戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレディラックに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた20戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたジェネシス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた22戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月15日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

8月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた24戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた25戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月17日、中2週で迎えた26戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた28戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5歳（2007年）

1月20日、中9週で迎えた29戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。