ワンダーテエム（1985年生、母ミスズホマレ）

ワンダーテエム（1985年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時16歳）と交配したミスズホマレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方22戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は1990年の一般B3。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月7日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず最後はフジミモンブランと並んで11着同着となった。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（1988年）

2月13日、中8週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったカシマライコーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月9日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岩戸孝樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で岩戸孝樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩戸孝樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4歳（1989年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月30日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、一般C2イ（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサホープに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中0週で迎えた16戦目は、新田守騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサホープに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正治騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターリーから4馬身差の2着となった。

5歳（1990年）

4月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、一般C1ロ（三条ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正治騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1ロ（三条ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正治騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺正治騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルホフルマーから1馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺正治騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた24戦目は、一般C1イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺正治騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハリープラウドから1馬身半差の2着となった。

8月13日、中3週で迎えた25戦目は、一般B3（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺正治騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺正治騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスカムから5馬身差の2着に敗北した。

9月23日、連闘で迎えた27戦目は、洪成昊騎手を鞍上に迎えて、太白山特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた28戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（11戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトクノオーヒからクビ差の2着に甘んじた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた30戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正治騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリワードシンフィンから半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、連闘で迎えた31戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正治騎手（14戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタフネスダンサーに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正治騎手（15戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1991年）

1月24日、中4週で迎えた33戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月21日、中0週で迎えた35戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。