ワイルドティピカル（2007年生、母エアリング）

ワイルドティピカル（2007年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時13歳）と交配したエアリングが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のくずまき七滝まつりレース(B1)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、稲原美彦から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場され、大久保和夫によって325.5万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

10月7日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジンライムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したアルティストを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2010年）

1月18日、中9週で迎えた5戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくずまき七滝まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のサクラエルセダンをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の賢治のイーハトーブまつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の羽川森林公園レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2011年）

1月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた15戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた17戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。