コウエイジャンボ（1996年生、母リサブラウン）

コウエイジャンボ（1996年2月21日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時6歳）と交配したリサブラウンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着3回、中央障害19戦2勝2着1回。2002年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)で3着に入った他、2001年の阪神ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月30日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、アラームコールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、セイウンイチサヨに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミナモトスターをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたアイアルカング決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2000年）

3月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の遠野特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2001年）

1月21日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイテンカイチをアタマ差制して休養明け初戦を物にした。

2月10日、中2週で迎えた24戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のユウフヨウホウに3馬身半の差をつけて制した。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月30日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた28戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた29戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2002年）

1月13日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた33戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた34戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月11日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月29日、中6週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7歳（2003年）

3月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた38戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月6日、中1週で迎えた39戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモワイルドから5馬身差の2着となった。

4月26日、中2週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。