ダークフェニックス（1994年生、母クラウドナイン）

ダークフェニックス（1994年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時18歳）と交配したクラウドナインが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地26戦3勝、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の小野特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,751万円（17.51万×100口）で一口馬主が募集された。

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

7月5日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

8月16日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリオールスルーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

4歳（1998年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月1日、中4週で迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーヨーリアルをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月21日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1600m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のポートフラッシュを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月19日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の城崎特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の天神橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた22戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5歳（1999年）

6月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた25戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月28日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた28戦目は、麒麟山特別（三条ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2000年）

4月23日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、春暖特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた30戦目は、大沢健司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた31戦目は、あさかぜ特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた32戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた33戦目は、山口高騎手を鞍上に迎えて、日米徽章特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月30日、中3週で迎えた34戦目は、千曲川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口高騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた35戦目は、アルツ磐梯賞（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森川一二三騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。