トーヨーリアル（1994年生、母サンダードーム）

トーヨーリアル（1994年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時15歳）と交配したサンダードームが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月13日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタサンフドーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1997年）

10月5日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松永昌博騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（1998年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイリッシュパークに3/4馬身届かず2着となった。

3月14日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の左京山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の長久手特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたダークフェニックス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、H.キム騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’98アジアジョッキーズ（2）（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のマジックパワーに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。