ピノッキオ（2017年生、母ハーレムスウィング）

ピノッキオ（2017年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イタリア児童文学作品の主人公名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時15歳）と交配したハーレムスウィングが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。主な勝ち鞍は2021年の馬い!八丈島レモン食べよう記念(一般C2四五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、櫻井正によって756万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月21日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

11月16日、中7週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2020年）

6月21日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

2020年7月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月20日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、うちだあきと賞（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったタイキスピネルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた13戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4歳（2021年）

1月29日、中8週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ディーエスマグナムにクビ差交わされて2着となった。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、馬い!?海苔は飯塚・卵は紅炊立てご飯!（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったトキノソマリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中4週で迎えた16戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、馬い!江戸前千葉飯塚海苔店（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキタサンロッキーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた18戦目は、馬い!八丈島レモン食べよう記念（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキタサンロッキーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月21日、中6週で迎えた19戦目は、富里賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、大多喜賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小杉亮騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたトーセンレガシー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、佐原賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小杉亮騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、佐原賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のビギナーズラックに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月28日、中3週で迎えた24戦目は、野菊賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。