ロードイノセント（2006年生、母レディミューズ）

ロードイノセント（2006年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋純潔」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したレディミューズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額3,150万円（6.3万×500口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月1日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は550kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサウスクリヨンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、アズマタイショウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったフロムジオリエントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルサランをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

11月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4歳（2010年）

5月15日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインブシドウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のムーンテンダーに1馬身1/4の差をつけて優勝

11月21日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたジョーモルデュー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.スミヨン騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3月26日、中9週で迎えた18戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったゴッドエンブレムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月4日、中7週で迎えた20戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで、最後は2着のリュシオルをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。