クロスディーバ（2000年生、母ユーフォリア）

クロスディーバ（2000年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋歌劇のプリマドンナ」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時16歳）と交配したユーフォリアが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の一般C3 11。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（7.35万×200口）で一口馬主が募集された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた7戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3 13（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のポーラーナイトに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 11（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモキングに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。