レディーシップ（1999年生、母パーシャンフルート）

レディーシップ（1999年5月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のCrafty Prospector（当時20歳）と交配したパーシャンフルートが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。戦績は、中央平地41戦5勝2着5回。2002年のフラワーカップ(牝G3)で3着に入った他、2002年のクイーンカップ(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したストロングブラッドを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカンファーベストをハナ差振り切って初白星を挙げた。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、B.ドイル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ドイル騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったウエスタンメジャーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた9戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松川浦特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキミブランドを半馬身振り切って優勝

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の紅葉特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の水郷特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

12月7日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカオリジョバンニをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2003年）

10月26日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたグランリーオ決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のTVKテレビ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（11戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の水郷特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のタケホープメモリアル（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月8日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のエルコンドルパサーメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたオークルーム決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月14日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下のメイズイメモリアル（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のハクチカラメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた24戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンキンバスターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のフジサイレンスをハナ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2005年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（10戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石橋脩騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月8日、中7週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石橋脩騎手（13戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で石橋脩騎手（14戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月2日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石橋脩騎手（15戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

11月27日、約5か月の休み明けで迎えた36戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石橋脩騎手（16戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた37戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

7歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（17戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャドウゲイトをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

1月21日、中1週で迎えた39戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（18戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（19戦2勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。