オカールノキセキ（2004年生、母オカール）

オカールノキセキ（2004年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名＋奇跡」。毛色は芦毛。種牡馬のダイワテキサス（当時11歳）と交配したオカールが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方29戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月1日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた2戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた3戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイスバレエを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒビキランランをクビ差制して未勝利勝ちを決めた。

7月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタッチブレイブから4馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のディーズコンコルドに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

3歳（2007年）

2月18日、中7週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

4月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2008年）

1月27日、約10か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた18戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月9日、中6週で迎えた19戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5歳（2009年）

2月7日、中8週で迎えた20戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた21戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた22戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトシノシーロにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた23戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパスカルに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた24戦目は、皐月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアサクササンジャを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月31日、中1週で迎えた25戦目は、あやめ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトコナツに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月31日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、ローズ特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた28戦目は、水仙特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたメガチューズデー決め手に屈してハナ差の2着となった。

6歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた29戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1750m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネヴァーワールドに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月16日、中1週で迎えた30戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミトノコウモンダをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

2月7日、中2週で迎えた31戦目は、梅花特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のビクターハロンを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

2月21日、中1週で迎えた32戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビクターハロンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月11日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネサブリナを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月10日、中1週で迎えた35戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ゴールドセントに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた36戦目は、長崎街道木屋瀬宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフサイチサガントスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた37戦目は、長崎街道田代宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドセントに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月28日、中2週で迎えた38戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7歳（2011年）

11月19日、約12か月の休養明けで迎えた39戦目は、ローズ特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた40戦目は、水仙特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。