エアウッズ（1995年生、母テンザンロッチ）

エアウッズ（1995年5月10日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコタシャーン（当時7歳）と交配したテンザンロッチが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地15戦5勝2着2回、中央障害3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の比叡ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（1998年）

8月1日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンデーアローを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4歳（1999年）

2月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月28日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンフージンから2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月30日、中5週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったジョービッグバンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったタヤスバラードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアグネスクリッパーに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

8月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグネスクリッパーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月25日、中4週で迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアステルスを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメジロサンドラをクビ差振り切って勝利をモノにする

5歳（2000年）

4月15日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（6戦4勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の箱根ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。