ヴェントアウレオ（2011年生、母Red Duchess）

ヴェントアウレオ（2011年4月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の風（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のFusaichi Pegasus（当時14歳）と交配したRed Duchessが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害3戦0勝、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のふりーじあ特別(B2)。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2014年）

1月11日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

2月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月19日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のパイストロピカルに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノツネチャンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルウェーブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2015年）

2月7日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

6月27日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

8月9日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた18戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月12日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月26日、中4週で迎えた21戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウマツシマを鬼脚で半馬身差し切って3勝目を収める

5歳（2016年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、ふりーじあ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターボードを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた25戦目は、未来桜植樹記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロードワイルドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。