ミラクルウェーブ（2011年生、母ダンルース）

ミラクルウェーブ（2011年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇跡の＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したダンルースが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月19日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず17着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月30日、中4週で迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったキネオソレイユにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ヴェントアウレオに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

3月25日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のヴイブラッドをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスティックアートに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のリュウレガートを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

6月3日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハヤブサタイザンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月25日、中2週で迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコスモプランタンに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月24日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、びおら賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2016年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスイープアローに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた16戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデトロイトカフェに2馬身半の差をつけて制した。

2月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。