コスモグラマラス（2005年生、母コンコースクイーン）

コスモグラマラス（2005年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋魅力的な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時10歳）と交配したコンコースクイーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は土井牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方33戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、土井牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって735万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイウンバリューに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中4週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

9月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月26日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

12月27日、中8週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

4歳（2009年）

2月3日、中4週で迎えた10戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた11戦目は、馬産地日高特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた14戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、桜草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた15戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた18戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、国府津特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた20戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた21戦目は、涼風特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた23戦目は、木曽川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

10月12日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月22日、中0週で迎えた28戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた29戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジュノベーゼを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた31戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月9日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したノースインパクトを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月16日、連闘で迎えた33戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた34戦目は、サンタクロース特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

5歳（2010年）

1月1日、連闘で迎えた35戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた38戦目は、一般C1七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月9日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月29日、連闘で迎えた41戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた42戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。