グランウブロ（2014年生、母ソソノ）

グランウブロ（2014年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のハイアーゲーム（当時13歳）と交配したソソノが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤義紀。2018年のあすなろ賞(一般)に勝利した他、2018年の一條記念みちのく大賞典(一般 M1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂本昇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2016年）

11月11日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキンロウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中3週で迎えた2戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

3歳（2017年）

1月10日、中4週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のランニングマンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグリンパールに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルグアンチェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のクラトリガーを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2018年）

1月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた10戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月9日、中4週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラバイオレットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のダンストンレガーメに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

5月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、あすなろ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリーピッカーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月17日、中3週で迎えた15戦目は、M1の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、仲秋特別（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したケルヴィンサイドにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月24日、中1週で迎えた17戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンミノアカに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。