エイシンミノアカ（2013年生、母ミッションガール）

エイシンミノアカ（2013年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋微笑み（ハワイ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したミッションガールが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高野牧場。2019年の姫山菊花賞(地方重賞)で3着に入った他、2019年の兵庫サマークイーン賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月19日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

3歳（2016年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のヒワラニに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月18日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2017年）

1月16日、中3週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

2月25日、中5週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2018年）

1月13日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のウインガーネットに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグランウブロに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

6歳（2019年）

2月26日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ラジオ関西特別（園田ダート1870m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた20戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた21戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（スクワートルスクワ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月26日、中6週で迎えた23戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月25日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（フオープン（水沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた25戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

11月8日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた27戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったパイロスターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7歳（2020年）

1月30日、中5週で迎えた28戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。