ダイイチタフマン（1996年生、母ダイイチアオイ）

ダイイチタフマン（1996年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したダイイチアオイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ダイイチ牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着4回、地方9戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月16日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカクラフティに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

3月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したサンライズタイガーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハイエストサウンドに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（7戦2勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4歳（2000年）

3月26日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（9戦2勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（11戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で太宰啓介騎手（12戦2勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で太宰啓介騎手（13戦2勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で太宰啓介騎手（14戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で太宰啓介騎手（15戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったスピーディドゥに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で太宰啓介騎手（16戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた19戦目は、長月特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で太宰啓介騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で太宰啓介騎手（18戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウイニングゼットを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で太宰啓介騎手（19戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で太宰啓介騎手（20戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で太宰啓介騎手（21戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズノウイングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で太宰啓介騎手（22戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で太宰啓介騎手（23戦2勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で太宰啓介騎手（24戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップバッカス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で太宰啓介騎手（25戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた28戦目は、円山川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で太宰啓介騎手（26戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシマノフリートから3馬身差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた29戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で太宰啓介騎手（27戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

7月21日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で太宰啓介騎手（28戦2勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンクルイッキに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月19日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で太宰啓介騎手（29戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月24日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で太宰啓介騎手（30戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた33戦目は、カエデ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は30戦連続で太宰啓介騎手（31戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で太宰啓介騎手（32戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は32戦連続で太宰啓介騎手（33戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた36戦目は、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は33戦連続で太宰啓介騎手（34戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月26日、中0週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は34戦連続で太宰啓介騎手（35戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は35戦連続で太宰啓介騎手（36戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のハギノセオリーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月16日、中4週で迎えた39戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（37戦3勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（38戦3勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（39戦3勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた43戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（40戦3勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。