サンライズタイガー（1995年生、母ストロングギヤル）

サンライズタイガー（1995年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時9歳）と交配したストロングギヤルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地34戦7勝2着1回。2001年のオーロカップ(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

9月20日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は548kg。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウェイクアップに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、セフティーフェローに交わされて2馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスリートウショウに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（1999年）

1月17日、中4週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた8戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月29日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイイチタフマンに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月10日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（8戦2勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のヒシレイホウに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の虹の松原ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2000年）

2月6日、中6週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

3月4日、中3週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアグネスプレジャーに1馬身1/4の差をつけて優勝

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレディブラッサムをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月20日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた21戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

10月29日、中3週で迎えた22戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

12月24日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、カウントダウンステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって16着に終わった。

6歳（2001年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月18日、約7か月の休み明けで迎えた25戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた27戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた28戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトキオパーフェクトを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7歳（2002年）

1月12日、中6週で迎えた31戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

8月4日、約7か月の休養明けで迎えた32戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた33戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。