アブシンベル（2009年生、母デフィニット）

アブシンベル（2009年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エジプトの神殿名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルールオブロー（当時8歳）と交配したデフィニットが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月21日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマーブルメーカーを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2012年）

2月4日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず16着に終わった。

4歳（2013年）

2月17日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。