スズカマジェスタ（2008年生、母マーゴーン）

スズカマジェスタ（2008年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋車名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時7歳）と交配したマーゴーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害15戦1勝2着2回。2013年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月7日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月10日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったシゲルカンサヤクに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカシノウィンドをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2011年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこけもも賞（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月2日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4歳（2012年）

4月14日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた15戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーサンストリームから3馬身差の2着に敗北した。

12月1日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハイローラーに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

5歳（2013年）

1月12日、中5週で迎えた20戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

2月9日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードデュークから半馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中7週で迎えた26戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（10戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2014年）

3月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた29戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（13戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。