ハイローラー（2006年生、母エクセレンス）

ハイローラー（2006年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大金をかける人」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデラ（当時8歳）と交配したエクセレンスが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地37戦4勝2着1回、中央障害5戦1勝2着3回。2013年の京都ハイジャンプ(JG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、加藤千豊によって745.5万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアップザスターに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月24日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカノンコードをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3歳（2009年）

1月18日、中7週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた12戦目は、3歳1000万下のあおぎりステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

11月22日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったフリソにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（10戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 小雪/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマルブツサクラオーを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（12戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月12日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（13戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（14戦3勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5歳（2011年）

2月12日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（15戦3勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入った。

4月3日、中6週で迎えた27戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤロイヤルを3/4馬身振り切って4勝目をつかんだ。

4月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のきずな賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

11月6日、約6か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の阪神ウインタープレミアム（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた36戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き最後はダイバクフと並んで12着同着となった。

12月1日、中7週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカマジェスタから1馬身半差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシシャモフレンドから1馬身1/4差の2着に敗北した。

7歳（2013年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルキョクチョウに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた41戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムハリアーから3馬身差の2着となった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。