シゲルキョクチョウ（2008年生、母プレアデス）

シゲルキョクチョウ（2008年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋局長」。毛色は鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時5歳）と交配したプレアデスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、中央障害22戦3勝2着3回、地方10戦0勝。2010年の小倉2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2010年のフェニックス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、武牧場武栄子から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって210万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月25日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシュアーウインに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のブラウンワイルドに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月5日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラウンワイルドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2011年）

5月14日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた8戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦2勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、信越ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

12月24日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（2012年）

1月22日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったバアゼルリバーから約17馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月28日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5歳（2013年）

1月6日、中6週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は中村将之騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイローラーから2馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムセイリュウに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月24日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた21戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビヨンドマックスに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月25日、中4週で迎えた22戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月27日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は中村将之騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエーシンイグアスに3/4馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

11月30日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウブシドウから3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2014年）

2月1日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた25戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は草野太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた26戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた27戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は草野太郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

8月30日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた29戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（2015年）

10月24日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は草野太郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月14日、中2週で迎えた31戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた32戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。15着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた33戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

8歳（2016年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は草野太郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた36戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の松浦川賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた37戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の六角川賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた38戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高千穂峰賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた39戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞の九千部山賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた41戦目は、多良岳特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた42戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の水無月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた43戦目は、大船山特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた44戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた45戦目は、宮之浦岳特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。