メイショウブシドウ（2009年生、母スイートストームクリーク）

メイショウブシドウ（2009年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋武士道」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したスイートストームクリークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地16戦3勝、中央障害13戦5勝2着1回。2013年の中山大障害(JG1)で3着に入った他、2014年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月4日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブリスコーラに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月17日、中9週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

9月22日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた12戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアーセナルゴールに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月22日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリリーアタッカーに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

3月30日、中7週で迎えた16戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイキングに2馬身半の差をつけて制した。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

11月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（7戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルキョクチョウに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月21日、中2週で迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2014年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシルクラングレーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月17日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

4月19日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は高田潤騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月2日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアラタマユニバースに8馬身の差をつけて重賞ウィナーの仲間入りを果たした。

9月20日、中6週で迎えた28戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（11戦6勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームセーリングに1馬身1/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

11月8日、中6週で迎えた29戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（12戦7勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミムーンから9馬身差の2着に敗北した。