ヴェルティグレ（2020年生、母ブルーグラスチャッター）

ヴェルティグレ（2020年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『速い』、『強い、丈夫な』、『虎』のイタリア語の組合わせより」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したブルーグラスチャッターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小島章義によって1,760万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3歳（2023年）

1月21日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい最後はショウナンハクウンと並んで9着同着となった。

3月11日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2023年4月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月25日、中7週で迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、rapora賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったベルモナークに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のケイアイインダラをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた7戦目は、日高町建設協会賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ケイアイインダラに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したスタニングに半馬身届かず2着に敗北した。

7月25日、中2週で迎えた9戦目は、ネズミモチ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた10戦目は、島谷怜賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。