スタニング（2020年生、母トウホクビジン）

スタニング（2020年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「見事な、気絶するほど美しい」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したトウホクビジンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C32 C41。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2022年11月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2023年）

4月26日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、チロロの巨石賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のヴェルティグレを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月2日、中3週で迎えた6戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、JAびらとりニシパの恋人賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ミルクランド北海道賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた8戦目は、ポッカレモン100賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、グレートフリオーソに交わされて3馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したストレイトアウェイを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

11月6日、中3週で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、C1三組（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。