トネタックス（1990年生、母キクカタツクス）

トネタックス（1990年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシルヴアーヴオイス（当時7歳）と交配したキクカタツクスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年のプロキオン特別(C2-1)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月10日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3歳（1993年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6月13日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、4歳C2（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルテンペストに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、連闘で迎えた6戦目は、4歳B3（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のハイジアに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳B1（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中鉢利弘騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホートラックから2馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、4歳B1（上山ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスピーディナウに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、4歳A3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシントーマスに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中3週で迎えた10戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキングスリーガルに4馬身の差をつけて制した。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタカオレディーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングフィールドから1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、特別アスター賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月21日、中7週で迎えた14戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったストックホールダーから半馬身差の2着となった。