ピュアドリーマー（2016年生、母マイドリーマー）

ピュアドリーマー（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純粋＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時8歳）と交配したマイドリーマーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川牧場。2018年の園田プリンセスカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2018年のウィナーズチャレンジ3で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岩山博文によって356.4万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月7日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒットザットウェイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグローリアスライブに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったクラファルコンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、リリコに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中9週で迎えた7戦目は、2歳500万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2019年）

2月16日、中8週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

6月22日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月1日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4歳（2020年）

4月19日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

2020年4月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月10日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた16戦目は、月見草特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2020年7月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。