エレクトラピサ（2009年生、母ピサノパスティーユ）

エレクトラピサ（2009年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の登場人物名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したピサノパスティーユが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、地方18戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

堀千亜樹厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2012年）

9月17日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイファーゲラノスを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったファストメモリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2013年）

3月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた5戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた8戦目は、一般C3九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3八九（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマラッカをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

9月20日、中4週で迎えた10戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月18日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエドノリージェントに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、世田谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のホクトリシャールに2馬身の差をつけて4勝目を収める

5歳（2014年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングサイレンスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

7月30日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（9戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で町田直希騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したナイキスパークルにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で町田直希騎手（11戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。