ナンヨークリスタル（2020年生、母ナンヨーカノン）

Nanyo Crystal

2020.05.06

ナンヨークリスタル（2020年5月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+結晶」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したナンヨーカノンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の尾張名古屋杯(C)。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フェアエールングに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月22日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花梨特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、グレイスオブゴッドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、巴川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパディントンブーツに約12馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2024年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフレスコバルディに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、みずがめ座特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のフレスコバルディに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月3日、中4週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。