パディントンブーツ（2020年生、母ピサノバーキン）

パディントンブーツ（2020年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名+長靴」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時7歳）と交配したピサノバーキンが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2023年の櫂糸くん一歳の誕生日記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、リーディングから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、一世によって385万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月20日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

3歳（2023年）

2月12日、中8週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月13日、中9週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月19日、中8週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

2023年8月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月25日、中4週で迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の櫂糸くん一歳の誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケンドチョウライをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月4日、連闘で迎えた9戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月12日、中9週で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のエイシンデネボラをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

12月21日、連闘で迎えた11戦目は、巴川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったナンヨークリスタルに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

4歳（2024年）

1月5日、中1週で迎えた12戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C13（名古屋ダート920m 小雨/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のボールドライをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、佐布里池特別（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったアイリスバローズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。