ジャコスキー（2006年生、母ピュアウィンク）

ジャコスキー（2006年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ちりめんじゃこより＋好き」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したピュアウィンクが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のアプローズ賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月20日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

3月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラヴインザダークをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、最後はマイベストソングと並んで5着同着となった。

9月27日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のディープスピリットに2馬身半の差をつけて制した。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアグネスサクラをアタマ差振り切って優勝

12月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2010年）

3月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の京都ゴールデンプレミアム（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたスズカサンバ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

8月1日、中7週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。