タマモウィナー（2006年生、母アイアムクロス）

タマモウィナー（2006年5月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋勝者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時21歳）と交配したアイアムクロスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月22日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず13着に敗れた。

3歳（2009年）

2月8日、中7週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のクリノマックスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月27日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下の種市特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた7戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディアディアーに半馬身交わされて2着となった。

10月25日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4歳（2010年）

1月24日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた18戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた20戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、サルバドールチーフに3/4馬身交わされて2着となった。