キャプテンシラユリ（2003年生、母リンデンシラユリ）

キャプテンシラユリ（2003年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時6歳）と交配したリンデンシラユリが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方22戦11勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のはりまや盃(B)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小柳牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、広松茂年によって588万円で落札された。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月4日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり最後はプリンセスデザートと並んで10着同着となった。

3歳（2006年）

5月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウコーダイヤに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中6週で迎えた4戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンカンヤマトに3馬身の差をつけて優勝

7月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライティアスカイを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中7週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4歳（2007年）

4月15日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

12月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5歳（2008年）

1月14日、中5週で迎えた10戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサンエムテイオーを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

2月3日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

4月6日、中6週で迎えた13戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

6月14日、中7週で迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた16戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた17戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く18着に終わった。

9月13日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフォーカルハイパーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月4日、中2週で迎えた19戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラフラワーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤピットに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月7日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドマイヤピットに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6歳（2009年）

5月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイショウクレスタに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアランフェスに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月20日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（7戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキラキラレグルスに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月11日、中6週で迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、マイデュラブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、フェアームーランにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7歳（2010年）

2月3日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の一般C2（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（8戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のペペを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

4月25日、連闘で迎えた31戦目は、薩摩街道府中宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（9戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、コパノリュージンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（10戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（11戦8勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

6月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。