ミラクルオブレナ（2008年生、母レナリッチ）

ミラクルオブレナ（2008年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時5歳）と交配したレナリッチが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、中央障害10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3歳（2011年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、イイデトウキョウにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーシンマイトップから4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルパルティアに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月4日、中7週で迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月8日、中4週で迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリアライブに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月19日、中5週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったプライドイズハートから1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

6月9日、約13か月の休養明けで迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で高野和馬騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた16戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた18戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は高野和馬騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。