プライドイズハート（2004年生、母オールダンシーズ）

プライドイズハート（2004年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「誇り高い」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングオブキングス（当時9歳）と交配したオールダンシーズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、中央障害26戦4勝2着1回、地方1戦0勝2着1回。2011年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2009年の福島ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、大作ステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、坪野谷和平によって2,173.5万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアースを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

5月26日、中8週で迎えた10戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月20日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月9日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2008年）

1月13日、中4週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた18戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったトミーブランドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2009年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングロックに7馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた23戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月14日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた26戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3285m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月21日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた28戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月6日、中7週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた31戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた32戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2010年）

3月7日、中9週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた34戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月2日、中2週で迎えた35戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツシルヴァーからハナ差の2着となった。

6月6日、中4週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた37戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月28日、約4か月半の休養明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2011年）

1月8日、中5週で迎えた39戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマッハジュウクンをクビ差制して久々に美酒を浴びた。

2月12日、中1週で迎えた41戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3760m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンジョーカーをクビ差制して4勝目を掴み取った。

5月14日、約3か月の休み明けで迎えた42戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた43戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（4戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

8歳（2012年）

2月4日、約8か月の休み明けで迎えた44戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた45戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 小雨）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月22日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた46戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に65kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた47戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で山本康志騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルオブレナに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月9日、中2週で迎えた48戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で山本康志騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。