モノクロームスター（2020年生、母メモリーロワジール）

モノクロームスター（2020年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白黒の星。常に1着、2着になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のDeclaration of War（当時11歳）と交配したメモリーロワジールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の能登里山里海賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって935万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、星加浩一によって1,595万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3歳（2023年）

1月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月30日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登里山里海賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のヴォードヴィルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中7週で迎えた7戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた10戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月28日、中0週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長岡禎仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

4歳（2024年）

7月6日、約8か月半の休み明けで迎えた12戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハイモビリティをクビ差振り切って休養明け初戦を制した。

7月15日、連闘で迎えた13戦目は、ネムノキ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はゴールデンチョイスと並んで5着同着となった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、ファーストキッス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウーナグローリアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったベイズンストリートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマミツツキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。