バンダムラッシュ（2003年生、母シンデレラスマイル）

バンダムラッシュ（2003年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋突進」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時15歳）と交配したシンデレラスマイルが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山春牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方34戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の一般C4。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月10日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で大外17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた9戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビューティジュンに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、アクア・トトぎふ杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、公営競技はどこへ行く賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンダムマッスルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を収める

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2007年）

1月9日、中0週で迎えた13戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウコマチに4馬身の差をつけて制した。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、端月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオースミクロフネに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、梅花特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、モ!グラデュエイト記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコーリンマキュラに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

4月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた19戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノアジュディを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は湯前良人騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ウエルカムボードに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、ペーイチ軍団笠松初見参記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったシルクエピソードに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた25戦目は、御肉処鴻臚館創業29周年記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホンメイリックを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

8月31日、中1週で迎えた26戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、舟山特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホンメイリックをクビ差振り切って7勝目を手中に収めた。

10月11日、中1週で迎えた29戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒダカノボスに半馬身届かず2着となった。

11月8日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5歳（2008年）

1月24日、中5週で迎えた33戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた34戦目は、寒椿賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた35戦目は、こぶし賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（11戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（12戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた37戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた38戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた39戦目は、完全燃焼!中川等定年記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた40戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（14戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月11日、中3週で迎えた41戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた42戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったストロングキャロルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。