ダノンルージュ（2010年生、母フォトジェニー）

ダノンルージュ（2010年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋赤（仏）。深紅の優勝旗獲得を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したフォトジェニーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地36戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の紫川特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって1,995万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

4月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスカイキューティーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディアプリンセスに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月13日、中9週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤキンカクをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2014年）

5月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

7月12日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したフレイムコードを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったダイヤモンドハイにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

5歳（2015年）

5月24日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月11日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月29日、中6週で迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したウィットウォーターにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月6日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月25日、中6週で迎えた19戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアースプレイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタカラジャンヌに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2016年）

2月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフルールシチーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月15日、中8週で迎えた23戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

7月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

8月13日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

10月23日、中9週で迎えた26戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したラズールリッキーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月4日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7歳（2017年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

4月8日、中3週で迎えた31戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月30日、中5週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた34戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

11月4日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月3日、中3週で迎えた36戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。