エイプリルミスト（2014年生、母スターダムバウンド）

エイプリルミスト（2014年1月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「春先の幻想的な霧をイメージするブルーグレイの色名」。毛色は芦毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したスターダムバウンドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したマイネルユニブランを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2017年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイプルストロングをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミュートロギアを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月16日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2018年）

2月3日、中6週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

5月13日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5歳（2019年）

2月16日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着を確保した。

4月29日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの開成山特別（福島芝2600m 小雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

9月7日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロマンテソーロを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。