リアファル（2012年生、母クリソプレーズ）

リアファル（2012年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「戴冠石。ケルト神話、ダーナ神族に登場するエリンの四秘宝のひとつ」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したクリソプレーズが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2015年の神戸新聞杯(G2)に勝利した他、2015年の菊花賞(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月13日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバスタータイプを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュンスパーヒカルに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したクロスクリーガーにクビ差届かず2着となった。

5月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクロスクリーガーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のマレーシアカップ（中京芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマローブルーに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月27日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリアルスティールに2馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を奪取した。

10月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月27日、中8週で迎えた10戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

4歳（2016年）

12月3日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2017年）

1月22日、中6週で迎えた12戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

6歳（2018年）

1月7日、約11か月半の休み明けで迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

8月25日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。