ディスカバリーベイ（1999年生、母Star of the River）

ディスカバリーベイ（1999年3月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「サンフランシスコ郊外の地名」。毛色は栗毛。種牡馬のDevil's Bag（当時18歳）と交配したStar of the Riverが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の雲仙特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ニシノライメイに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャンパスウインクに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエイシンフジサンをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

4歳（2003年）

5月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた8戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマヤノフローラに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のショーストッパーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月16日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。