オルフェーオ（2001年生、母サンドリーン）

オルフェーオ（2001年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「歌劇の題名」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したサンドリーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、片岡牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、片岡牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって945万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月29日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のノーブルカフェに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 小雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3歳（2004年）

2月15日、中7週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月28日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したチリエージェを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月29日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月12日、中6週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノイチバンボシに1馬身3/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月29日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のワイメアキャニオンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

11月27日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。