ニシノイチバンボシ（2000年生、母カプリッチョーサ）

ニシノイチバンボシ（2000年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一番星。西山牧場を飛び越えて日本の一番星になって欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したカプリッチョーサが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地35戦1勝2着7回、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月16日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月2日、中5週で迎えた7戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、稲穂特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のファンキーメイに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

4月11日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

6月20日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（6戦0勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したコネクトフォーにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（7戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったジェリクルにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月17日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（9戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で村田一誠騎手（10戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2005年）

4月2日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村田一誠騎手（11戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村田一誠騎手（12戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で村田一誠騎手（13戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったウインディグニティにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したオルフェーオを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月24日、中5週で迎えた21戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

9月3日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（14戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

10月16日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（15戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したトウカイポピーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6歳（2006年）

3月26日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアウトゥリーチェをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月10日、中3週で迎えた29戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたオンリーワンクロス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月29日、中6週で迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた32戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた33戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユウタージャックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた34戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7歳（2007年）

8月5日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた35戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

11月29日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた37戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、いろり火特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた38戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ターコイズオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた39戦目は、師走特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた40戦目は、もみの木特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8歳（2008年）

1月11日、中2週で迎えた41戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、若竹特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた42戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、ガーネットオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。