シンカンキヨフジ（2000年生、母マルニカンセイ）

シンカンキヨフジ（2000年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時13歳）と交配したマルニカンセイが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、地方32戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の秋嶺賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

物井榮厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2003年）

2月2日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、リュウジンに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスナッグランナーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月22日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦のスイートピー特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたカネショウアルプス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ケージータイガーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月9日、中0週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のマーガレット特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフジタカチャチャに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の月見草特別（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で納谷和玖騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカネショウアカギを半馬身振り切って2勝目を収める

9月30日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で納谷和玖騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2004年）

1月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦の風花特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で納谷和玖騎手（10戦2勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で納谷和玖騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた15戦目は、つる座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で納谷和玖騎手（12戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったタヤスウォークライにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた16戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で納谷和玖騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバトルエロイナをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

8月16日、連闘で迎えた17戦目は、サードニックス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で納谷和玖騎手（14戦3勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、観月賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で納谷和玖騎手（15戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦のながつき賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で納谷和玖騎手（16戦3勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月16日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、リゲル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で納谷和玖騎手（17戦3勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた21戦目は、霜月賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で納谷和玖騎手（18戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた22戦目は、秋嶺賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で納谷和玖騎手（19戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサーストンリリーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

5月11日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で納谷和玖騎手（20戦4勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の競馬総合チャンネル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で納谷和玖騎手（21戦4勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月6日、中0週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の日刊スポーツ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で納谷和玖騎手（22戦4勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月29日、中2週で迎えた26戦目は、アルタイル賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は24戦連続で納谷和玖騎手（23戦4勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ戦のアストレイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で納谷和玖騎手（24戦4勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の涼風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で納谷和玖騎手（25戦4勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦のファンタスティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は27戦連続で納谷和玖騎手（26戦4勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエターナルフレイムに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は28戦連続で納谷和玖騎手（27戦5勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた31戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で納谷和玖騎手（28戦5勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた32戦目は、オパール賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は30戦連続で納谷和玖騎手（29戦5勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。