フジタカチャチャ（2000年生、母モガミチャチャ）

フジタカチャチャ（2000年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したモガミチャチャが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）千歳国際牧場。戦績は、地方20戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のスターロード賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

遠藤茂厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

1月17日、デビュー戦は川本裕達騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は507kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のタクシンクィーンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月17日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月27日、中9週で馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーローレルに1馬身半の差をつけて制した。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のマーガレット特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンカンキヨフジに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（5戦3勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

7月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、チャーガンジュにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月25日、中4週で迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、チョウカイリュウに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、重陽特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエービーシームーンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月7日、中3週で迎えた11戦目は、リゲル賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（8戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングヨウダイを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月13日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（9戦5勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた13戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（10戦5勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、スプリングサンドラに交わされて3馬身差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた14戦目は、カウントダウン賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4歳（2004年）

1月21日、中2週で迎えた15戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、シュリジョウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月16日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（12戦5勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

3月19日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた17戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（13戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のイブキオネストをハナ差振り切って6勝目を手に入れた。

9月28日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦のアルゲニブ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5歳（2005年）

9月2日、約11か月半の休み明けで迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。