フィンガーズクロス（2021年生、母マイネイディール）

フィンガーズクロス（2021年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸運を送るハンドサイン」。毛色は青鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時11歳）と交配したマイネイディールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌田中牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年のスリーゴールド特別(B1)。

経歴

デビュー前

鈴木慎太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、最後はクミンフレイバーと並んで4着同着となった。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

11月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3歳（2024年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鉢伏山特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた6戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のスリーゴールド特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアクスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月30日、中3週で迎えた8戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったナミダノキスに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の能登半島地震復興支援杯（21）（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノブノキャットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。