マンガンオトメ（2006年生、母センダンモタ）

マンガンオトメ（2006年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「満願乙女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサニングデール（当時7歳）と交配したセンダンモタが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は安蒜忠圀。戦績は、中央平地14戦0勝、地方15戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2十四。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月22日、デビュー戦は鷹野宏史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず17着に終わった。

6月20日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

8月17日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月29日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルピナスブルーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャイニーバードをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリームプラウドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカヤドーカレンに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカノディアスに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2010年）

4月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた11戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柄崎将寿騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた14戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、アルファルド特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柄崎将寿騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。18着に終わった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

11月21日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柄崎将寿騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた18戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（2011年）

1月22日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた21戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた22戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた24戦目は、盛岡材木町よ市レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた25戦目は、宮古玄翁館レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（7戦4勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、十和田湖ひめます祭りレース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（8戦4勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（9戦4勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた28戦目は、鬼剣舞レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（10戦4勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた29戦目は、がんばろう大船渡（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（11戦4勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。